僕の旅のこと

2016年5月〜8月の海外バックパッカー、そして2018年10月〜から挑む、みちのく潮風トレイル踏破のこと

5月20日 ぶらりシェムリアップ

朝起きたもののすることがない。

明日宿の人とアンコールワットに行くことになっているので今日はお預けなのだ。

 

Google Mapsを眺めているとアンコール国立博物館なるものを見つけたので、

とりあえずそこに行ってみることにした。

 

ふらふらしていると表に「フォー」と書いているレストランを見つけたので、

朝食と昼食をかねて入ってみることに。

フォーなら安いだろうと思ったからだ。

持ってこられたメニューを見て愕然とした。フォーがない。

クメール鍋(焼き肉としゃぶしゃぶが一緒になったようなものらしい)のメニューなのだ。

こんなもん予算オーバーだと思って、最後の方に載っていた白米と野菜炒めを頼む。

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これで4ドル。旅に出てからの僕の昼食にかける費用は大体2ドル…

高い割に全然美味くないなと思っていると目の前に男性が座った。

「俺はここのボスだ。飯が気に食わないなら金は払わなくていい。

ただうちの店のフォーには自信を持っている。」的なことを言って、

ウエイトレスに別のメニューを持ってこさせた。

そこにはフォーが載っていた。

「ごめんなさい。俺そっちのメニューのことを知らなかったんだ。」とつたない英語で伝えて、ご好意に甘えてフォー頼む。

残念ながらそんなに美味しくなかった。

ちなみにこっちはこれで2.5ドル。

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飯を食い終わって博物館に向かって歩き出すと、むむむっと言うものを発見。

ドリアンだ。

実は一度食べてみたかった。

ドリアン売りのおじさんに声をかけてみるも、丸々一個売ろうとしてくる。

もちろんそんなにいらない。

ジェスチャーでほんの少しで良いことを伝えてみた。

おじさんとその奥さんとで何か話し合いをしていたが、

こんな感じでざっくざっくと切って、中身を出してくれた。これで3ドル。

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初ドリアンのお味はというと、ねっとりと甘い感じ。

これで臭いなら納豆の方がよっぽど臭い。

しばらくして、ドリアン売りのおじさんは素敵な笑顔をこちらを向けて去っていった。

公園で21歳の日本人の男が1人でドリアンを食べているのを想像してほしい。

実にシュールではないか。

こうして僕はドリアン臭を漂わせながら博物館に入っていった。

ちなみに泊まっている宿にはこんな張り紙がある。

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アンコール国立博物館の入館料は12ドル。

日本語対応の音声ガイド3ドルも付けて合計15ドルだった。

ここの博物館も撮影禁止。

41箇所ある音声ガイドスポットで遺跡群の歴史やその意味などの懇切丁寧な説明を聞いて、いやというほどの仏像やら石像やらを拝むことができた。

アンコールワットに行かなくても行った気になれるほど中身の充実した大変素晴らしい博物館であることは間違いない。

 

夕方頃には宿に戻るつもりだったので、博物館のあとは足早に帰路に。

 

明日のツアーのためのトゥクトゥクのチャーターに行き、

おじさんと交渉して4人で16ドルということになった。

朝日を拝みたいので、ピックアップは朝の4時30分。

そんな早くに来てくれて、主要な遺跡の他にレストランにも連れて行ってくれるとのこと。これで1人あたり4ドルは多分安い。

 

夕食はみんなで宿の前の日本食レストランへ。

おそらくインスタントラーメンだと思うが、久々の日本の味に舌鼓をうった。

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24時頃だっただろうか、突然の雷を伴う豪雨。

さぁ、どうなるアンコールワット