僕の旅のこと

2016年5月〜8月の海外バックパッカー、そして2018年10月〜から挑む、みちのく潮風トレイル踏破のこと

6月15日 違いを感じる

6時半頃にホスペットについた。

目的地はハンピという街なのだが、夜行バスはここまで。

ローカルバスかリキシャに乗って行く。

宿の人から船着場で待っていると連絡を受けていたので、今回はリキシャをチョイス。

2人で200ルピーだった。

ブログを拝見していると100ルピーで行けたという人もいたので、値切ればもう少し安くなったのかもしれない。

 

船着場に着いて、ドライバーが宿の人に確認の電話をいれてくれた。

どうやら向こう岸で待っているようで、川を渡らねばならない。

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童心に戻ったつもりで靴を脱ぐ。

1/3ほど渡りきったところで、監視員から戻るように指示を受けた。

 

何をバカなことをしているのだろう。そこに船があるのに。

この桶みたいな船にみんなで乗り合っていく。

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対岸では宿のスタッフが待っていてくれた。

一台のバイクに、スタッフ・僕・友人の3人で乗ってゲストハウスへ。

 

まずは朝食。カレーとバターロティ。

調べてみたけど、ロティとチャパティはほぼ同じものだそうだ。

このカレーが日本人好みでうまい!

これまでインドで食べたカレーの中ではベストだった。

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この辺りを今日中に見てしまうためにバイクをレンタルすることになった。

バイクというかミニバイクなのかな。

念のため国際免許証も持参しているが、なんのチェックもなかった。

友人も教習所の原付き講習以来ということで、軽くレクチャーを受けた。

ちなみに僕の言っていた教習所はなぜか原付き教習がなかったので、これが初めての乗車。

 

バイクは昼過ぎから借りることにしたので、宿のWi-Fiにつないで、書いておいたブログを更新といきたいところだったのだけど、通信速度が遅すぎて写真をアップできない。

ここにいる間は諦めることにした。

LINEのテキストですら遅延するレベルなので相当遅い。

 

1時前に人生初のバイクに乗って、いざ!というところで、早速トラブル。

オイルが漏れている(スタンドの下)。

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友人のバイクは無事だったので宿に連絡してきてもらうことに。

なんだかよく分からないが、直してもらったので、気を取り直してハンピツーリングへ。

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現地の人が「モンキーテンプル」と呼ぶ丘が目的地だ。

丘といっても険しい石の階段を10分ほど登らなくてはならない。

ここでカメラを構えていると、あっという間にインド人に囲まれた。

「One photo!!」と言っているので、どうやら写真を取って欲しいそうだ。

ジェスチャーで「俺1人撮ってくれ!」とか「この子だけ撮って!」とか言ってきたと思えば、そこに何人か写りにに行くし、そうかと思えば集合写真を取るように頼まれるし、彼らは本当に写真が好きなようだ。

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撮った写真を見せると、良い反応をしてくれるのでこっちも嬉しい。

別れ際に子どもたちが「thanks!!」と言いながら握手を求めてくれるのでなおさら嬉しい。

お金を求められるのでは?と疑った自分を恥じたい。

撮った写真を渡せなかったのだけが残念だ。

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落ち着いたところで、一通り頂上からの景色を見る。

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下に降りると、さっきの集団に出くわした。

彼らはここに住んでいるのかもしれない。

また軽い記念撮影大会が始まった。

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僕達が下に降りようとすると、みんな一緒に降りてきてくれた。

まるで世界ウルルン滞在記

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当然ここでも撮る。

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そして見せる。

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降りた先の売店でスプライトを飲んでいると、いつの間にか彼らはいなくなっていた。

売店の店員は僕らと同じ21歳だそうだ。

彼はこう言った。「君たちは勉強して、働いて(バイト)、こうして旅もできるけど、俺は年がら年中ここで働いているのさ。」

悪意も皮肉も、そこにネガティブな感情はなかったと思う。

ただ僕らの違いをぽーんと放り投げてきたのだ。

だからこそ心に響くものがあった。

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一旦宿に帰ってかなり遅い昼食をとった後、

夕日を見るために勧めてもらった丘へ。丘というよりこれも小さい山だ。

頂上の景色は絶景だった。

写真ではスケールが伝わらないが、一応

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目的の夕日を見て今日はおしまい。

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宿に帰るとすっかり暗くなっていた。

明かりは小さな電球が2つほど。

子どもたちは20時頃には寝る支度をし始める。

ここに住む人々の暮らしを垣間見ることができた。

 

夕食で頼んだライスとバターチキンカレーもとても美味しかった。

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※写真がやけに暗いのは、電気があってないようなものだからなのでご了承ください。