僕の旅のこと

2016年5月〜8月の海外バックパッカー、そして2018年10月〜から挑む、みちのく潮風トレイル踏破のこと

6月16日 One photo

朝起きると電気が止まっていた。

そういえば昨日も外出する前止まっていたなと思いながら、スタッフに聞いてみた。

どうやら停電?しているらしい。1時間ほどで復帰するそうだ。

インドはよく停電するというのを何かで読んだことがある気がする。

数十分ほどで回復したので、電子機器を充電しておく。

 

朝食はフレンチトーストとチャイ。

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オーナーから日本の音楽がほしいと言われたので、パソコンに大量の音源を持っている友人が活躍していた。

シーズンになると日本人もよく訪れるそうだ。

確かに今はオフシーズンなのか全体的に閑散としている。

 

オーナーに船着場まで送ってもらったあとは、モーターボートに乗って対岸へ。

昨日の手漕船が50ルピー。モーターボートが10ルピー。

明らかに観光客向け料金。差がすごい。

昨日はモーターボートに乗っていたのに、手漕船に乗せられたのだった。

 

待ち構えていたリキシャの勧誘を振りきって、目の前にあった遺跡に入る。

昨日と同じように、「One photo」の嵐に遭う。

集合写真しか載せていないが、個人写真もいっぱいある。

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自分の観光ができなくて疲れるというのが正直なところ。

彼らの写真を望んで撮っているわけではないし、あとから消してしまおうかなとも思ったのだが、撮ったあとに嬉しそうな顔をして「thank you!! Bye!!!」と言ってくれる姿を思い出して、やはり残しておくことにした。

もしかしたらどこかで「外国人に写真撮ってもらったんだ!」なんて自慢してくれているのかもしれない。

僕はその誇りの証人にならねばならない気がしたのだ。

こう書くとなんだか偉そうだけど、要するに「君の写真持ってるよ!」と言ってあげられるようにしておきたいんだ。

 

カメラで写真を撮るには50ルピー支払わないといけなかったようで、一度係員に連行されたりした後、一通り遺跡を巡る。

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遺跡の次はレンタサイクルを借りに行く。

今日はこれで街を回る。

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その前に昼食。

マンゴーラッシーとチャイニーズヌードル。

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このヌードル、結構いい値段がする割に多分読んでいる方が思っている大きさの1/3程度の大きさなのだ。

宿よりWi-Fiが早かったのでなんとか1つ記事を更新する。

もう1つ更新しているところでWi-Fiを切られたようなので、レストランをあとにした。

 

今日の目的は明日のバスを探すこと。

次はハイデラバードという都市に向かうのだ。

見つけた旅行代理店でバスを予約してもらった。

ホスペット~ハイデラバードのエアコン無しリクライニングシートが600ルピー。

前回はスリーパーバスが550ルピーだったが、州をまたぐバスは値段が高くなるそうだ。

 

ハイデラバードからは一気にバラナシまで鉄道で行ってしまうつもり。

ここで鉄道のチケットも取れるということだったので、ハイデラバード以降の予約も済ませておく。

ハイデラバード~バラナシ間の鉄道は週1本。

60人~70人がキャンセル待ちに名前を連ねているそうだったので、ルートを少し変更することに。

1時間近く調べてもらってハイデラバード~プリー~バラナシのルートになった。

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この時点で15時前。最終のボートが17時と聞いていたのであまり時間がない。

少し行ったところに有名な寺院があるらしく、自転車を漕ぐ。

ゴツゴツした石畳に行く手を阻まれた。

ここからは徒歩だ。しばらく歩く。

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家族連れだろうか。声をかけてきたのでまた少し記念撮影タイム。

写真と聞いて一番嬉しそうだったのはお母さんだったな。

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ヴィジャヤナガル様式の最高傑作(Wikipedia調べ)と謳われるヴィッタラ寺院に着いた。

入場料と帰りの時間を気にして、とりあえず外観だけ。

朝行った遺跡もそうだが、レリーフの彫刻がしっかり残っている。

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修復途中でこれだけ残っているのなら大したものだ。

アンコールワットもびっくりだろう。

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今いる対岸側(実はこっちがハンピ)にも夕日が美しいスポットがあるそうなので、そこは明日バスに乗る前に訪れることにした。

 

来た道を引き返してボートに乗って対岸へ。

船着場から宿までは歩いて1時間ほどの道のり。

友人と話しながら歩いて帰った。

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夕食はライスとベジカレー。

ここのカレーならいくらでも食べられる気がする。

本当に美味い。

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カメラからデータを取り出して、名もない彼らとの一瞬の出来事に思いを馳せる。