僕の旅のこと

2016年5月〜8月の海外バックパッカー、そして2018年10月〜から挑む、みちのく潮風トレイル踏破のこと

6月19日 ローカルバスの戦い

ベッドでゴロゴロしていたら寝落ちていたようだ。

シャワーという名の水浴びを済ませ、昼前に外に出る。

今日はゴールコンダフォートという目的地がある。

 

バスを調べてくれた友人の案内に従って行く。

…バスが来るはずの場所にバスが来ない。

近くにいた警察官とか売店のおじさんとかに確認して、なんとかバスに乗り込んだ。

インドも東南アジアのバスと同じく車内に切符売りがいる。

この人に目的地を伝えて切符を買う。

目的地を伝えるとどうやら乗り換えないといけないようだ。

乗り合わせていたインド人が降りる場所を教えてくれた。

まだ止まっていないのに彼らは身を乗り出していく。

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降りた場所に次のバスが来ると聞いていたのだが、やはり来ない…

待ちぼうけている間に道行くインド人を観察していた。

横断歩道なんかあってないようなもの。

信号はもちろんないし、車は人を気にせずビュンビュン走り去って行くので、インド人でもこの通り。

立ち往生せざるを得ないみたいだ。

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バスに乗るのも必死。

ちゃんと止まるというのにまだ止まりきらないバスに我先に乗り込んでいく。

降りる人優先なんていう暗黙の了解はない。

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地図を見ていた友人が素晴らしい発見をした。

なんと地図上に同じ名前のバス停が3ヶ所あるそうだ。

移動してみると予想的中。ゴールコンダフォート行きのバスを見つけた。

やはり人気スポットなのだろうか。車内はこの通り。

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だけど、日本の通勤電車の方が人の密集度はすごいのではなかろうか。

インドはドアがないので人が逃げるスペースがある。

そう、ドアがない。

 

目的地に着いたようで、みんなぞろぞろ降りていく。

こっちは降りようとしているというのに乗り込んでくるし、後ろはグイグイ押してくる。

もみくちゃになりながらやっとの思いでバスを降りた。

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まずは昼食。

いつものようにローカルレストランへ。

この店にメニューはないようだ。「チャパティミールス」と言っているのでそれを頼む。

ミールスとはインド版定食のようなものかな。

北インドでは呼び方が変わってターリになる。

大皿の上に何種類かのカレーと主食が乗っている。

これで40ルピー。

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昼食を済ませて、いよいよゴールコンダフォートへ。

入場チケットを買う。

なんだこの外国人差別は。なんで料金が10倍以上違うのだ。

インドの観光名所はどこもこうなっているので、これまで避けてきた。

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文句を言いながらもチケットを買う。

そういえば説明していなかった。

ゴールコンダフォートとはいわゆる城跡のことだ。

ぱっと見インド版ホグワーツ

ハリーポッターファンなものでそれ以外の表現が思いつかなかった…

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頂上に登ると見渡す限りインド人!!

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若干の場違い感を感じながら頂上からの景色をしばし楽しむ。

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今日も雨が振りそうなのでさっさと帰ることになった。

帰りのバスも乗車率200%超え。

動いたと思えば急アクセル・急ブレーキ。おかげで頭を強打した。

インドでは移動も戦いだ。

 

切符売りのおばさんに行き先を伝えたが、言葉の通じない外国人は面倒だったのかまさかのスルー。

僕らより後に乗ってきた乗客からはお金を巻き上げていくのに、僕らのことはまるで見えていないようだった。

幸いバスはホテル近くまで行ってくれたので、結局お金を払わないまま降りる。

 

今日はハイデラバードすごす最後の夜。

トリップアドバイザーでも比較的評価の高かったレストランへ。

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チキンビリヤニを注文する。

こんな感じでざっくりよそってくれる。

量が多いと聞いていたので2人でシェア。

当然手で食べる。

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語彙が乏しくて申し訳ないが、味が一番近いのは濃いカレー味のピラフだ。

米と一緒に蒸された鶏肉が柔らかくてジューシー。

辛さがどんどん舌に蓄積されて、最後は水に頼りながら完食となったが、なかなか美味かった。

 

隣のテーブルに座ったインド人が「ハイデラバードといえばビリヤニさ!」みたいなことを言っていたので、やはり有名なのだろう。

彼らはマトンビリヤニを食べていた。

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食後にはチャイを。

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明日は初めてインドの鉄道に乗る。

 

その前の問題がチェックアウトの時間なのだ。

インドの宿は1泊=24時間。

朝6時にチェックインしたら翌日の朝6時にチェックアウトしなければならない。

僕らは6時半にチェックインしたので明朝6時半チェックアウト。

そんな朝早くに荷物を背負ってどうしようか…

まぁとりあえずさっさと寝てしまおう。

 

順調に行けば明後日の朝には東インドの海辺の町プリーにいるはずだ

そしてその次の日にはまた鉄道移動。

いよいよバラナシが目前に迫ってきた。