28日目 : 飛んで女川
朝5時に起床。
寒くはないですが、夜何度もトイレに起きました。
最近眠りが浅い気がします。
駅の裏手のコンビニに今日の昼食を仕入れに行ったりして時間を潰します。
商店街の大将が8時~8時半には来ると言っていたので、昨日のお礼をと思って粘りましたが、残念ながらいつもの出発時間である8時になったので出発することにしました。
しばらく国道歩き、街を振り返るとこんな感じ。
昨日お風呂を借りたおじさんが、「やっとここまで来た。」って言ってました。
情報が錯綜して、一時町民の半数が行方不明になっていたと何かで見た気がします。
少し歩いて旧道に入ります。
今日はここだけが遊歩道的な道です。
1~2km歩いてまた国道に合流。
今歩いている南三陸町ルートの次は未開通。
さらにその次のルートである女川町ルートも、始点が山の上になっている上に、その山に入る道が通行止めか何かになっているので、こないだお世話になったレンジャーの方と相談して、一気にBRTと電車で女川町に入ってしまうことにしています。
商店街から1時間ほど歩いて、陸前戸倉という乗り場に着きました。ここからBRTに乗る予定。
ただ、この先にはビジターセンター、さらに歩いた先に神割崎という見所があるので、そっちの方にも足を運んでみようと思います。
なので、陸前戸倉~神割崎を往復するようなルートになります。
ずっと国道を行くわけですが、またトレイルルートが工事で通行止めです。
今日は日曜日。工事もお休みです。
それを良いことに通行止めの中を突っ切ってきました。
今日は怒られることもなく、無事に通過。
ここも1時間ほど歩いて、ビジターセンターに到着です。
先日お世話になったKさんから、「近所の人がここに勤めてる」と聞いていたので、お名前を伝えて一応ご挨拶をしておきます。
この先のマップもいただきました。
女川町から牡鹿半島に入って、そこから金華山・網地島・田代島と、船で島を渡るのですが、金華山だけ定期便が日曜日しか出ていない模様。
少し高くなりますが、別日に乗合便の予約をしないといけないのですが、ご親切に電話番号も調べて教えていただきました。
後でかけます。
バックパックを置かせていただき、必要なものをウエストポーチに詰めて、カメラを持って出発です。
やっぱり身軽なのは良いです。
歩きながら、さっきの船の会社に電話をしてみました。担当の者がいないとのことで、日程だけ伝えて、かけ直してもらうことになりました。
ちなみに他の乗客がいない場合貸切ということになり、運賃は1万5千円になるそうです。それはちょっと無理だなぁと思いながら、電話を切りました。
神割崎にも1時間ほどで到着。
全部1時間あったら着きますね。
神割崎と呼ばれるようになった経緯は以下の通りです。
一年のうち、2月中旬と10月下旬だけ、この岩の間から朝日が昇るそうです。
行くならその時期が良いかもしれません。
僕もきっと行きます。
写真を撮っていたら家族連れの観光客が来たので、僕は退散。
レストランを見つけたので昼食を取ることにしました。ちなみに歩きながら買っておいたパンを食べてます。
タコライスの大盛りを注文しました。
この辺りで獲れたタコでしょうか。食感のアクセントになってて美味しかったです。
食べ終えたのでまた歩き始めます。
国道なので、また昨日の分のブログを書きながら。
国道なので歩きスマホするってのもおかしな話ではあります。
さっきの船の会社から電話がありました。
乗合便はないそうです。
今回は金華山を諦めて、そのまま網地島と田代島に入ることに決めました。
ビジターセンターには、また1時間ほどで到着。
少し休憩してバックパックを受け取ります。
駅まで後一息。
頑張りましょう。
行きと同じ舗装路を歩くだけなので、まぁそんなに楽しくはないです。
午後になると疲れも出てきますしね。
空を見ると、綺麗な飛行機雲が二本走っていました。
明日は雨の予報。
雨の中半島を縦断します。
また1時間ほどで駅に到着。
駅の近くまで来た時に、野良猫を見つけました。
猫好きなので近寄っていきます。これが間違いでした。
猫は驚いたのか国道に逃げて行ってしまい、後ろから来た車に轢かれ…
本当に申し訳ないことをしたと思います。
もう車の走る道路の側で猫を見かけても近寄りません。
道路の方を見ることもできず、逃げるようにBRTに乗って、陸前戸倉を後にしました。
前谷地という駅でワンマンカーに乗り換え、女川駅に向かいます。
ここまではその道中で書きました。
19時前なので観光案内所も閉まってるでしょうし、今晩寝るところに困りそうです。
駅に着いて少し待合室を確認してみましたが、鍵が付いてないので、今晩はここかもしれません。
女川駅の二階は銭湯になっています。
入浴料は500円。
受付の女の人に、野宿スポットを聞いてみましたが、笑われただけで答えが返って来なかったので、諦めて風呂に入ります。
まぁこんなもんですよ。
これまでがうまくいきすぎたのです。
お風呂から出た後、休憩所で閉館直前まで爆睡してしまい、慌てて退館しようとすると、受付にいる人が男性に変わってました。
この人はどうだろうと思い、野宿スポットを聞いてみました。
この辺りも津波で流されて新しく全て作り直しているので、基本的に駅周辺の公共の建物には、警備会社が入っているそうです。
そんな中でもテントが張れそうな場所をいくつか教えてくれましたが、基本吹きさらし。
駅の待合室はJRの管轄なので関係ないとのことなので、また昨日と同じように寝ようと思います。
明日は雨の予報ですが、牡鹿半島を縦断します。
トレイルルートが一部区間立ち入り禁止になっていて、ホームページには、国道等を使うようにと書いてあったので、舗装路を歩いて行く予定です。
本日の歩行距離 : 23km