6月23日 バラナシへ
この日はほぼ丸一日鉄道に缶詰。
17時40分に到着予定の鉄道は、ほぼ定時にバラナシから一駅離れたムガルサライ駅に到着した。
ホームなどない。
線路に降ろされる。
ここからバラナシの駅までローカル鉄道を乗り継いでいこうとしたのだが、人の多さに負けてリキシャで直接宿の近くまで行くこと。
300ルピーの言い値を250ルピーにまけてもらって乗り込んだ。
なにやらヒンドゥー語で言っているのだが、さっぱり理解できない。
このまま乗るのは危ない気がしたので一旦降車した。
ここからがすごかった。
別のリキシャドライバーが声をかけてきたと思ったら、「こいつらは俺の客だ!」と言わんばかりに、さっきまでのリキシャドライバーがそいつに怒鳴り返し、その隣ではまた別のドライバーが「こっち来い!」とかなんとか。
別のやつは「150ルピー!」とか言っている。
客引きで喧嘩しているぞこいつら…と思いながら、しばらく5〜7人ほど囲まれていた。
さっそく北インドの洗礼を浴びた気分だったのは言うまでもない。
やっとのことで1人のやつを選び出した。
何度も目的地と運賃を念押しして乗り込む。
バラナシまでは僕ら以外に2人インド人が乗って行くそうな。
合計5人でリキシャに乗って行く。
日が沈みかけた街をリキシャが颯爽と走っていく。
初ガンジス川。
これだけ見るとただの川だ。明日辺り近くに行ってみたい。
バラナシに入って乗り合っていたインド人は降りていった。
ドライバーへの支払いは見たところ40〜50ルピー。
これが現地民価格なのかな。
サンタナロッジのバラナシ店。サンタナバラナシまではリキシャでは行けない。
近くの目印になる「ゴートウリヤ交差点」で降ろしてもらう。
降りようとすると、僕と友人を順に指差して「150ルピー、150ルピーね」と言ってきた。
いやいや、何を言っているんだ。
すでに用意していた250ルピーを手渡して足早に立ち去る。
少し何か言ってきていたが無視する。
「地球の歩き方」にも交渉した額を黙って置いて降りたら良いと書いてあったので問題ない。
Google Mapを頼りに歩いて行くも、やはり路地は不安だ。
少し歩くと案内の看板が出てくる。
少しホッとした。
無事に宿に到着。
プリーのサンタナから預かってきていた荷物を届ける。
プリーとは違って、サンタナバラナシでは宿泊料に夕食は含まれていないが、今日はご馳走してくれるとのこと。
久々に空腹感を感じていたので、「唐揚げマリネ(ライス付き)」を注文。
めちゃくちゃ美味かった。
胃腸の調子も回復傾向にあるようでなにより。
宿には全員で6人の宿泊者。皆さん日本人。
日本では法律スレスレのことをいろいろしてきた人だったり、大学でもヒンドゥー語を専攻していて今勉強のためにこちらに来ている同い年の大学生だったり、この時期のインドは閑散期だからこそ面白い人が多い。
これが2〜3月の大学生の春休みになると、大学生が増えて「面白くない」そうだ。
夜遅くまで会話が弾んで楽しかった。
皆さんが寝たあとは溜まっていたブログを処理。
バラナシには今日から4日ほど滞在する予定。
とりあえずガンジス川の朝日を見たい(沐浴はしません)。