33日目 : 街中ゾーンへ突入
Mさんに石巻駅まで送ってもらい、電車で松島に向かいます。
小雨が降ったり止んだりしてて、なんともはっきりしない天気です。
今のところレインジャケットは着なくても大丈夫そう。
国道45号がしばらく海沿いを通ってるので、今日は国道を歩きます。
松島を眺めながら歩けるので、なかなか贅沢なコースかもしれません。
ただ観光地なので車通りもそれなりにあります。
少し歩いたところに、「双観山展望台」という看板を見つけました。
せっかくなので足を伸ばしてみることにしました。
展望台からの景色はこんな感じです。
手前の木が邪魔をしていて、正直それほど綺麗だとは思えませんでした。
歩いていると少し雨が強くなってきました。
アプリで雨雲を確認すると、しばらく降るようだったので、途中の駅に駆け込んで、レインジャケットを着てとバックパックにカバーをかけておきます。
すると雨が弱まるんですよ。不思議です。
また降り出すかもしれないので、しばらく着たままで歩きます。
国道をずっと歩いて、松島町から塩釜市へ。
いやもう普通に都会ですよ。
僕のスーパー重装備は浮いてます。
これがないと旅ができませんから、ごちゃごちゃ言わずに歩きます。
なかなか格式ある神社のようです。
七五三のお参りに来た家族連れを中心に、賑わいを見せていました。
参道の階段で、小学生ぐらいの兄弟が、どっちが先に下れるか競争してます。
自分も神社の階段走って登った時期もあったなぁと思いつつも、今は長旅の疲れが足に溜まりに溜まり、いよいよ膝にも違和感を覚えるようになったので、そんなこととてもできません。
手すりを掴んで下ります。
塩釜市から多賀城市に入るわけですが、それほど遠くありません。
Googleマップの予想時間では1時間もかからなかったはずです。
途中東屋がある公園を見つけたので、そこで昼食を取ることにしました。
白米消費キャンペーンということで、お米を炊きます。
人通りも少なく、少し小高いところにあるので、道を走る車からジロジロ見られることもなく、ゆっくり過ごせました。
食べ終わってから気付いたんですが、すでにここは多賀城跡のようです。
関西人の僕としては、平城京跡と言うとイメージしやすいでしょうか。
広大な土地に、発掘された史跡が点在しています。
熱心な方が本を片手に散策したりしてました。
僕は歴史に造詣が深いわけではないので、歩きながら案内を読んでは「ほー」とか「へー」ってなるだけでした。
自然好きも歴史好きも食べ物好きも楽しめるのが、みちのく潮風トレイルの良いところです。
城跡を抜けたので、今日立ち寄りたい最後の場所である、モンベル仙台港店を目指します。
これもここからそんなに時間はかかりません。
モンベル社から装備を提供していただいて、旅をしています。
バックパックの背面長の調整がどうにもうまくいかず、担当の方に相談させていただいて、最寄りの店舗で見てもらうように手配していただいていたのです。
お手数おかけして申し訳ないです。
ちなみに八戸からトレイルをぶっ通しで歩くとなると、足で通えるのはここの店舗ぐらいになるかと思います。
そうなんですよ。気付いたら住所が仙台市なのです。びっくり。
今日は勤労感謝の日ということもあり、店舗の中も結構な混み具合。
レジも並んでました。
スタッフの方に声をかけ、用件を伝えると、店長さんが出てきてくれました。
あっという間に不具合は解消。やっぱり僕のやり方が悪かったようです。
改めてフィッティングも見てもらいまして、背負いやすくなった気がします。
用事はこれだけではありません。
朝晩かなり冷え込むので、手袋とネックウォーマーを買っておこうと思っていたのです。
店長さんとても親切。その上フランクな対応。
優柔不断にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
ちなみに登山をされる店長さんからしても、僕の荷物は重いらしいです。
「これ背負って歩いてきたんですか…」って言われました。
長旅の中で痛むところが増えてきていますが、僕の足が弱いのではなく、荷物が重すぎる説です。
まぁゴールは目前。頑張りましょう。
歩いて行ける距離にスーパー銭湯とネカフェがあります。
スーパー銭湯でしばらく時間を潰してから、ネカフェに入ろうか迷ったのですが、明日用がありまして、電車で大移動しないといけないのです。
どうせ仙台通るならそっちに行った方が良いのでは?と閃きまして、電車に乗って約1ヶ月ぶりの仙台駅へ。
久々の大都会と人に圧倒されながら、ネカフェに行きまして、とりあえずブログの更新を間に合わせました。
本日の歩行距離 : 約20km