6月6日 これも一つの楽しみ方
目が覚めたのは5時半頃。
外が田園風景に変わっていた…なんてことを期待していたのだが、
田園風景を通り越して、すっかり都会に戻っていた。
Google Mapを見ると列車はバンコクに入ろうとしている。
建設途中の高速道路。
朝早く走る車。
バンコクの街はどんどん成長している。
数年もすれば日本は追い抜かされるのではないのかな。
と、なんとなくそう感じた。
到着したのはフアランポーン駅。
タイ国政府政府観光局のホームページによると正式名称はバンコク駅だそうな。
ここからタイ国内やマレーシアなどなど、いろんなところに行ける。
タイで一番大きな駅。日本の東京駅みたいな感じ。
ここから地下鉄(MRT)に乗り換えて、ホテルの最寄駅まで向かう。
地下鉄の駅名もフアランポーン。
ホテルに着いたのが8時前。
朝早いということでチェックインはできなかった。
チェンマイに行く前に泊まっていたホテルなのでWi-Fiを繋いで時間をつぶす。
前泊まっていた頃よりも日本人が増えている。
日本語に囲まれるとほっとするが、うるさいのはちょっとな…
チェックインの後、体をさっぱりさせて、またブラブラしに行く。
なるべく現地の人が食べているものを食べたいということで、
屋台が出ていたので昼食代わりに買ってみた。
丸いのはドーナツみたいなもので短冊になっているのは揚げた芋とバナナ。
油のせいかこれだけでなかなかお腹いっぱいになった。
ちなみにこれで20バーツ。
手持ちのタイバーツは残り少ない。
その上11日からインドに行くことが決まったので、なるべくお金は使いたくない。
必要な物だけ買いに行く。
捨てたあとに必要性に気付いたビーチサンダル。
なくなりかけの歯磨き粉。
ここにいる分の朝食といったところか。
まずはいつものターミナル21へ。
フードコートの食事は安いが、
売っているものはなかなかよい値段がする。
諦めて一旦引き返すことに。
最近生野菜・フルーツ不足を痛感していたので市場に寄ってみる。
17時をまわっていたので、さすがに形の良い物は無くなっていた。
こないだ来た時は気付かなかったのだが、かなり広い。
肉や魚はこの暑さの中、出しっぱなし。
一応氷の上においてあるのだが、
溶けた氷と血が混じった水が地面を濡らしていて、
結構な生臭さを漂わせていると思えば、
あっちからはよく分からない干物の臭いがしてくる。
生臭いゾーンを抜けると野菜と果物でほっとするという感じ。
臭いさえ気にしなければ地元の人の活気を肌で感じることができて面白い場所だ。
生きたままの鳥も売っていた。鶏とかガチョウとか、なかなか種類豊富。
パッと見ただけだが、鶏が100バーツとかだった。
狭い檻に閉じ込められている姿は不憫でもある。
市場をふらふらして次は夕食。
以前ここも美味しそうだね~なんて言いながら通り過ぎた店に入ってみた。
メニューを見て驚いた。なかなか高い…
表に餃子の看板を出している店なので餃子の中で一番安いものを頼んだ。
といっても60バーツ。
出てきた餃子がこちら。水餃子。
美味しかったがこれでは足りない。
今度この辺りに来ることがあれば素直にいつものカオマンガイの店に行こう。
最後は大型スーパーへ。
ビーチサンダルも見てみたが、一番安いので69バーツ。
日本の100均で買った身からすれば69バーツも高い。
明日はビーサン探しの旅に出る。
ここのスーパーは20時頃になると惣菜がかなり安くなる。
値引きシールを貼っていく店員に群がる様子はどこの国でも一緒だなぁなんて思いながら、目当ての品にシールが貼られるのを待った。
フルーツは1個9バーツのりんごにした。これを3個。
左上の飛び抜けて高いりんごは日本産。
買う人いるの?ってぐらいの価格差。
ホテルに戻って買った麺とりんごを齧って今日はおしまい。
カオサン通りとかワット・ポーとか有名な観光地ももちろん面白いが、
地元の人しかいかないような市場やスーパーで人を見ているのもなかなか良い。
観光客向けではない彼らを見ることができるし、なにより現地価格を知ることができる。
どこの国でもきっとそうだ。
「心はいつも新しく 毎日何かしらを発見する」
とある小学校で見つけた碑に書いてあった言葉。
これといってすることもないのに、
飽きずに外をふらふらしている今の自分にぴったりな気がしている。
これができれば毎日がうんと楽しくなるに違いない。