15日目 : 相棒を新調
旅館の駐車場にテントを張っているということで、今朝は4時過ぎに起床。
まだ暗い中朝食の支度をします。
フロントにお礼を言って、7時過ぎには出発です。
昨日のうちに工事の迂回路を確認しておいたので、海岸沿いではなく、山の中を突っ切るように走っている道路を歩いて行きます。
1時間ほど歩いて、水海総合公園へ。
トイレの水は残念ながら飲用水ではありませんでしたが、東屋もあって、一応野宿できそうでした。
ここで1時間ほど過ごしていました。何してんだって感じですね。
ここから半島の先の方に歩いて行きます。
結構道に石が転がってます。
こういう道は足がグキッて感じになるので、負担が大きい気がします。
落ち葉で隠れてる時なんか最悪です。
1時間ほど歩いてトレイルの標識を発見。
ここから山に入って行きます。
その前に一休み。
カロリーメイトを食べていると蜂が寄ってきてたまりませんでした。
いざ山道へ。
そういえば、山道・林道・遊歩道の違いが分かってないんですが、どう違うんでしょうか?
頂上へ着くのにここも1時間ほどかかりましたが、土砂崩れでもあったんですかね。
階段埋もれてるし、なんかやたら倒れてるし、看板は無残な姿になってるし…
風もそんなに吹かず、曇りの予報だったのに普通に晴れてたので、ものすごく汗が噴き出してきます。歩き出して1番水を飲んだ日でした。
下りにかかった時間は20〜30分。早い。
お昼ご飯かなぁとも思いましたが、お昼時で混んでる気がしたので、まずはイオンに向かうことにします。
この装備でイオンに入るのもなかなか恥ずかしいですよ。めっちゃ見られる。
スポーツ用品店でトレラン用の靴を探します。
一応ちゃんとトレッキングシューズのコーナーもありました。
いつもは26を履いてるんですが、バランステストとかいうのをしてもらって、僕には25.5がジャストサイズだということが分かりました。
ちなみに今の靴を履いてやってもらうと結果はぼろぼろ。
30%オフになってたアウトドアメーカーの靴にと、インソールも別に買うことにしました。結構安く買えたので良かった。
バックパックを置かせてもらって、これまで履いていた靴を実家に送り返すがてら、昼食を食べに行きます。
この靴には2度のトレイルに連れてきてもらって、お世話になりました。
ありがとうございました。
昼食はグーグルの評価が高かった食堂に入りました。
頼んだのはラーメンとミニカツ丼のセットです。
精肉店も営んでいるようで、カツ丼のカツが美味しかったです。釜石ラーメンの味は普通。
店員のおばちゃんの愛想は悪め。
おニューの靴を履いて、街中を歩き回ったわけですが、今度はどうにも右足小指の付け根側面あたりが痛いです。
前の靴もきつく締めると同じところが痛くなった気がするのです。
フィット感はいいんだけど…僕の右足だけでかいとかでしょうか。
そのうち生地も多少は伸びるでしょうから、外反母趾用のテープなんかを貼ってしのごうと思います(店員さんには外反母趾ではないと言われましたが念のため。)
荷物を受け取って再出発です。
宮古のゲストハウスで紹介してもらった民泊の宿。泊まるか迷いましたが、連絡をしてみることに。
Facebookで「あずま家」と調べます。
メッセンジャーを使って予約。
宿泊可能とのことだったので、泊まらせていただこうと思います。
歩いている途中には、大手鉄鋼メーカーの工場があったりします。
4年前来た時も、釜石は比較的ちゃんと街になっているなぁと思いましたが、街に根付いた大きい会社があったり、基盤がしっかりしてると、機能を取り戻すのも早いんでしょうか。
釜石大観音に行く途中の仲見世通りに宿はあります。
4年前来た時もなかなかの廃れ具合でしたが、今回この通りに開いてるお店ないんじゃないか?って思ってしまいました。
宮古のゲストハウスも1階を飲食店にするために改装中で、入っていいのか大丈夫か…と思ってしまうような外観でしたが、ここも同じく、1階は改装中のような見た目。あとで聞くとカフェにしたいそうです。
鍵は開いていてので、建物の中に入ってみます。
「すいませーん。」と言っていると、上から宿の方が。一発でここにたどり着けたのは僕が初めてらしく、驚かれました。
大槌町出身で、地域おこし協力隊として、ここに来たそうです。
「場作り」がしたくて、2ヶ月ほど前に空き家を活用して民泊としてオープン。来年にはゲストハウス化するとのこと。
最近、近くには地域おこし協力隊や地元の方が集うシェアオフィスができたらしく、今の宿泊客は、そこにいる人か紹介で来た人が中心になっているそうです。
40年ぐらい前に建てられた建物らしく、田舎に帰ったような雰囲気が素敵です。
今日の宿泊客は僕だけらしく、お話をした後、釜石市街にある居酒屋に連れて行ってもらいました。
のんびりしたお父さんと、浜の女性って感じのパシッとしたお母さんのお二人で営んでます。
お客さんも僕たちだけだったので、ずっとお話ししてました。
「この辺りの人は人が良いから、民家を訪ねて家泊めてくれって言ったら泊めてくれるよ。」とか「歩いて旅してる人は珍しいから、車乗せてくれるよ。」等々、後半はもう旅の趣旨が変わってしまいます。
歩き人はやっぱり物好きに映るようです。
ただ、何だかんだ言っても店を出るときは、「風邪をひかないように、体に気をつけて頑張ってね。」と言ってくれるので優しいです。
宿に戻って、洗濯とシャワーを。
もともとのスタッフの方は、この先歩くことになる牡鹿半島で活動されていたそうで、その辺りのことが載った本を見せていただいたりしました。
部屋でブログを書いてたのですが、眠気に負けて寝落ちてしまいました。
本日の歩行距離 : 18km