僕の旅のこと

2016年5月〜8月の海外バックパッカー、そして2018年10月〜から挑む、みちのく潮風トレイル踏破のこと

32日目 : 歩行距離最長記録更新

起きたら完全に二日酔いでした。

ありがたいことにMさんが、「どうせ俺しかいないんだし、今晩も泊まっても大丈夫だよ。」と言ってくださったので、もう一晩だけお世話になることにします。


バックパックを置かせてもらって、ウエストポーチとカメラだけで歩きに行きます。


牡鹿半島以降は名取市まで未開通なので、なるべく海沿いを歩きながら、名所があったら立ち寄るような形を考えています。


一昨日石巻駅付近まで歩いていたので、Mさんにそのあたりまで送っていただいて、スタートです。

今日の朝は少しゆっくりめの10時スタート。

なんせ二日酔いだったので…


しばらく国道沿いを歩きます。

気仙沼市街以南はほとんど街中を歩くことになるので、補給に困ることはありません。

道行く運転手からジロジロ見られるぐらいです。


国道をずっと歩くと、北上運河に合流するので、今度は川に沿って歩いていきます。

多分これが一番海に近いはず。

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河川敷も工事してる箇所が結構多くて、困りました。

抜けた先が工事現場で、作業員の方に誘導されるなんてことも。

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ただ河川敷の工事エリアを抜けると、工事が終わって綺麗に舗装されたとこを歩けるので楽でした。しかも一直線。

対岸は手すりも整備されてました。

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川の右手は航空自衛隊松島基地になっているので、時折ジェット機が飛んでいきます。

男心をくすぐられます。

何回見ても「おー、すげぇ」と思いました。

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川を抜けると、奥松島という地域に入ります。

岬の方に行けば綺麗な景色を拝めるようですが、荷物が軽いうちに距離を稼いでおきたいと思いまして、このまま先に進みます。

ただ、45号を歩くのはつまらないので、海沿いを走る「奥松島パークライン」を歩きます。


少し歩いてようやくコンビニを発見。

とても綺麗な建物で驚きましたが、震災後できた、「東松島市震災復興伝承館」という建物内に入っているようです。

ずっと河川敷で補給スポットがなかったので助かりました。

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パンを買ってお昼休憩です。

そのまま先を急ぐのはもったいない気がしたので、中の展示を見学することにします。

気仙沼で見たような震災の映像も上映されていました。

こういう映像をテレビとかで流すのはできないんだろうと思いますが、なんかもう少し広まって良い気がします。

震災の風化だなんだと言われていますが、日本に住んでる以上、生きてるうちに大きな地震に遭う可能性もあるわけです。

終わったことにしちゃいけないと思うのです。


そして、とある詩が載ったポスターの前で立ちすくんでしまいました。

「潮の匂いは。」という詩です。

数年前石巻の高校生が書いたもので、ネットでも記事になっていたりしたので、有名な詩のようです。

画像があったので貼っておきます。

これは一読してほしいですが、元画像が荒いので読めるかは分かりません。

ググったらすぐ出てくるので、よかったら是非。

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またパークライン沿いを歩いていきます。

ブルーインパルスが編隊飛行を見て、またテンションが上がる少年がここにいました。

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松島方面へ歩いて行くわけですが、曇り空から差し込む日の光が島を照らしていて、これがまたとても美しかったです。

今日はずっと曇りだったのですが、こういうシーンに遭遇すると嬉しくなります。

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なんとか暗くなる前に松島あたりまで歩けました。

明日頑張って歩かなくても良さそうです。

やっぱり荷物が軽いと休憩時間が減るので、その分距離が伸びます。


電車に乗ってまた石巻へ戻ります。

石ノ森章太郎さん推しです。

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Mさんと夕食を食べて、2人とも疲れがたまっているので、昨日より早く寝ました。


本日の歩行距離 : 28km